【2025年1月第5週】採用マーケティング関連 最新情報まとめ

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新卒採用では、間もなくマイナビに先駆けてリクナビでは26卒の説明会予約が開始され、学生への囲い込みやアプローチがいよいよ本格化していきます。

また先日発表された新しいリクナビでは、27卒以降の学生も含む全学年対象の新卒採用プラットフォームとして、これまでとは一線を画す新卒採用の形が注目を集めています。

一方WEBマーケティング関連では、Instagramのプロフィールグリッド表示が縦型に変わって大きく混乱を生むなど、様々なトピックが出てきています。

これらを含む2025年1月第5週の採用やWEBマーケティングに関連するトピックをまとめました!ぜひ採用活動にお役立てください!

1.新卒採用関連のTOPICS

リクナビ2026の説明会予約が開始

リクナビ2026の説明会予約が1月27日に開始されました。

3月1日のプレエントリー開始に向け、学生は志望企業の予約を行っていくことが予想されます。

企業は以下のような対策を行っておきましょう。

  • インターンシップ終了までの集客
  • すでにコンタクトをとっている学生の囲い込みやクロージング
  • 説明会予約への集客
  • 説明会参加またはプレエントリー後のフロー見直し

マイナビ2026の説明会予約は2月12日スタート

リクナビから一足遅れてマイナビも説明会予約を2月12日に開始します。

マイナビもリクナビ同様、説明会のエントリー開始は3月1日からです。

学生のモチベーションは日々変化しているため、インターンシップで囲い込み出来なかった層に対してのアプローチも行いながら、すでにコンタクト取得済みの学生と「頻繁」かつ「寄り添う形で」やり取りしてエンゲージメントを強くしていきましょう。

2027年卒以降を対象とした新しいリクナビがオープン

リクナビは2027卒以降、従来のように年度で区切ったサイトを用意せず、同じサイト上で展開していくことを発表しました。

これは年々新卒採用活動の早期化が進み、近い将来すべての企業が1年生からの接触を余儀なくされることを見越してだと推察されます。

そしてマイナビや他の求人プラットフォームでも同様の形式がとられていく可能性があり、今後は3年生からのアプローチだけでなく、より低学年へのアプローチや囲い込みのための戦略を練る必要が出てきそうです。

今後は幼少期のナーチャリング施策も重要になってきそう

リクナビ|【2027卒以降の方が対象】新しいリクナビがオープンしました!
新しいリクナビがオープンしました!低学年でも今から利用できる新しいリクナビに登録しよう!

25卒採用の充足率は低め

10月時点の調査なので現在はもっと高くなっているかもしれませんが、新卒採用の充足率を満たせていない企業の数は今後ますます増えていくと予想されます。

根拠のある目標数を掲げながら、その達成に向けた数値戦略を立てられる企業とそうでない企業の格差が今後ますます広がっていくかもしれません。

ワークス採用見通し調査(新卒:2026年卒)新卒採用の増勢はやや鈍化も、2026年卒も高い採用意欲 | 株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)内の、人と組織に関する研究機関・リクルートワークス研究所は、民間企業における、2026年卒の新卒者を対象とした採用見通しに関する調査を行いました。このたび結果がまとまりま...

「新入社員が踊る」、「癖の強い朝礼」などの企業SNS投稿はマイナスイメージ

認知形成や情報収集段階の施策として注目を集めているSNS運用ですが、適切な運用ができている企業はそう多くありません。

学生のニーズを見失った投稿をすることで逆にネガティブキャンペーンになっていることが、今回の統計調査で明らかになりました。

ニュースリリース | マイナビ「2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」の結果を発表しまし...

2.中途採用関連のTOPICS

エン・ジャパン、ダイレクトリクルーティング代行会社を買収

スカウト配信などのダイレクトリクルーティングの代行事業を行うVOLLECT(ヴォレクト)が、エン・ジャパンに買収されました。

エン・ジャパンの運営するミドルの転職AMBIでスカウト配信を行う企業は、ヴォレクトのサービスを利用することでより効果の高いスカウト配信ができるようになるかもしれません。

ヴォレクトのサービス単体の利用価格より割り引かれるかが気になるところ

エン・ジャパン、採用代行会社を買収 求人企業を支援 - 日本経済新聞
エン・ジャパンは24日、企業が求職者を直接スカウトする「ダイレクトリクルーティング」を代行するVOLLECT(ヴォレクト、東京・渋谷)を買収すると発表した。買収額は非公表。エン・ジャパンの転職サイトを利用する求人企業の採用活動の一部を代行す...

3.WEBマーケティングに関連するTOPICS

【Google】検索品質ガイドラインを更新

オリジナル要素のない内容のサイト記事が、スパム記事として判断されるように更新されました。

評価ガイドラインに追加されたスパム行為「期限切れのドメインの不正使用」「サイトの評判の不正使用」「大量生成されたコンテンツの不正使用」のなかで、サイト管理者として一番気をつけたいのは「大量生成されたコンテンツの不正使用」です。

他社の記事を参考にするのはいいまでも、引用以外でコピペして使用するのは避けるようにしましょう。

Google検索品質ガイドラインが更新——新しいスパムポリシーを反映
Google は、品質評価ガイドラインの更新版を公開した。新しいスパムポリシーを反映している。

【Google】AIが自動で電話して問い合わせるAsk for meがテスト開始

米国ユーザーのみの試験開始のようですが、料金や空き状況など、おそらくグーグルビジネスプロフィール(GBP)に記載されていない情報をAIが電話で問い合わせして、機能を利用したユーザーに知らせてくれるというものです。

迷惑電話や対応頻度が増えるなどの不利益が発生しそうなので、電話を対応する店舗や企業側へのサポートがない限り反発が生まれそうな気がしますが、自動対応などの機能が補填されれば、問い合わせや売り上げの増加、CX向上が期待できそうです。

採用でも、すでに自社サイトにチャットボットなどの自動対応ツールを導入している企業もありますが、同じようにグーグルマップからの流入増加や、グーグルしごと検索からの応募増加につながるかもしれません。

しごと検索に機能が追加されたら画期的かも

AIが自動で電話して問い合わせるAsk for meがGoogle検索でテスト開始
Google は「Ask for me」という名称の新しい検索機能の試験提供を始めた。

【Instagram】リール動画の最長時間を3分に延長

リンク先の記事にも書いてありますが、Instagramは短尺の動画を推奨していて、今回の変更はInstagramの本来の方針と反するもののように考えられます。

InstagramはTikTokの登場以来、リール機能については試行錯誤している印象で、今回の変更もTikTokの長尺志向(アプリ録画は最長10分、投稿は最長10分)やYoutube Shortsの最長3分への変更を意識していそうです。

このような変更をしているにもかかわらず、Instagramは長尺動画が優遇されづらいアルゴリズムになっているため(2025年2月現在)、リーチを獲得したいのであれば今まで通り短尺動画中心に投稿したほうがいいでしょう。

反対にすでにエンゲージメントの強いフォロワーに対し、より自社や自社のプロダクト・サービスを知ってほしいなどエンゲージメントをより強めたい場合は、情報を盛り込んだ長尺動画を投稿するのも効果的です。

【最新ニュース】Instagram、リール動画の最長時間を3分に延長
Instagramのリール動画が、最大3分に延長されました。TikTokやYouTube Shortsに対抗しての施策かと思われます。今後のコンテンツの質とユーザーの反応に注目が集まります。

【Instagram】プロフィールグリッドが縦型に

冒頭で紹介しましたが、ここ数か月でInstagramユーザーを最も混乱させたアップデートが、プロフィールグリッドの縦型表示です。

特にこれまで1枚の画像を分割して複数に分けた「グリッド投稿」をしている場合、キレイに表示されなくなってしまっているので、新しく投稿しなおす必要があります。

表示位置の変更は個々の投稿から行うことができますが、1つずつ対応する必要があるため、今後の投稿は縦型表示を意識した画像投稿やカバー画像を作成したほうが手間が少ないかもしれません。

フィード画像やカバー画像でプロフィールグリッドを整理する傾向の強い日本ユーザーにとっては、改悪以外の何物でもないんだよね

【最新ニュース】Instagramプロフィールグリッドが、縦型表示にアップデート
インスタのプロフィールが縦型表示に変更になりました。ハイライト位置変更やグリッド並べ替えなど、カスタマイズ機能も強化予定です。

【Instagram】リールのインサイト分析指標に「視聴率」を追加

すでにTikTokのインサイト指標には昔から備わっていましたが、ようやくInstagramリールにも追加されました。

ただTikTokが秒ごとの視聴率を見れるのに対して、Instagramの今回のアップデートは3秒時点のみに限られています。

以前よりは分析しやすくなったと言えますが、細かく分析するにはまだまだ指標が乏しい印象です。

【最新ニュース】Instagram、リール動画の新たな分析指標「視聴率」を追加!クリエイターのパフォーマンス向上を支援
Instagramがリール動画の新分析指標「視聴率」を導入!視聴維持の秘訣をデータで解析し、クリエイターのコンテンツ制作を強力サポート。

【threads】アプリユーザー向けに投稿スケジュール機能を導入

threadsに投稿スケジュール機能が加わりました。

これで企業アカウントでも、休日に投稿を予約することができるようになります。

注意したいのは、「休日に予約投稿していたものが炎上し、それを確認するのが平日になって対応が遅れてしまった」というような対応の遅れが生じる可能性がある点です。

予約投稿の反応を逐一管理できない場合は、予約する投稿は炎上リスクが一切ない内容にするなど、慎重に活用することをオススメします。

【最新ニュース】Threads、アプリユーザー向けに投稿スケジュール機能を導入
Threadsアプリでついに投稿予約が可能になりました。日時指定で投稿をスケジュール、下書き保存・編集も可能になり、外出先でも簡単に投稿を計画できるようになります。

【threads】モバイルアナリティクスを全ユーザー向けに展開

threadsにもようやく分析機能が追加されました。

今やXがProアカウントのみしか数値データが見れないため、全ユーザー閲覧可能なthreadsはコストをかけることなく取り組むことのできるSNSと言えるでしょう。

分析指標も「閲覧数」や「インタラクション数(返信やいいねなど)」「フォロー数」など必要なものを見ることができ、投稿を「閲覧数が多い」「一番「いいね!」が多い」順に並べ替えることも可能です。

【最新ニュース】Threads、モバイルアナリティクスを全ユーザーに展開
Threadsが全ユーザー向けに投稿分析機能をリリースしました。リーチ数、いいね数、返信数など主要指標をアプリ内で確認可能になります。

【threads】広告表示のテストを開始

アメリカと日本で広告主も限定されたテストのようですが、threadsが今後主要な広告媒体になるかもしれません。

広告が表示されることで現ユーザーの反発や、それに対してMeta側が広告非表示の有料プランを設置するなどの動きはありそうですが、threadsはXとの住み分けがある程度できており、混乱は一時的なものになりそうだと予想しています。

MetaがThreadsで広告表示のテストを開始、「広告をオーガニックコンテンツと同じくらい興味深いものにする」ことが目標
Metaが運営するテキストベースSNSの「Threads」で、広告表示の限定的な早期テストがスタートしました。対象となる広告主はアメリカと日本の少数のブランドとなっており、Metaは広告を「オーガニックコンテンツと同じくらい興味深いものにす...

Google広告、Yahoo広告、LINE広告でアップデート

多くは広告代理店のようなプロ向けのアップデートですが、Google広告の縦型画像広告がYoutubeショートで利用可能になるアップデートは、押さえておきたいトピックです。

今までは広告クリエイティブは動画のみでしたが、このアップデートによって画像での広告配信が可能になります。

画像は作成に手間がかからず、訴求軸の変更もしやすいので、画像と動画それぞれの効果を検証しながら運用することで効果を最大化させやすくなりそうです。

Google広告のデマンドジェネレーションがアップデート!- 先週の最新Web広告情報まとめ(2025/01/25-2025/01/31) | 株式会社PLAN-B
本記事では、2025年1月25日から1月31日までに発表されたWeb広告の媒体に関するアップデート情報などをまとめています。

YoutubeやTikTokを1日に3時間利用する20代以下の人がテレビの倍以上に

感覚的には周知だったかもしれませんが、今回の調査でリアルなデータとして示されることになりました。

若年層のテレビ離れは今後より一層進み、SNS、特に長尺動画の多いYoutubeやTikTokの利用率や利用時間の増加がますます加速することが予想されます。

YouTubeやTikTokの利用時間、20代以下ではテレビを圧倒 どれだけ差がついた?
YouTubeやTikTokでのコンテンツ視聴は購買行動に関係しているのか。PRIZMAが10代から30代の男女510人を対象に調査した。

4.まとめ

2025年1月第5週も様々なトピックが目白押しでした!

特に新卒採用は27卒採用への動きも始まり、あっという間に26卒採用の本始動、25卒の入社式や研修などのイベントが来て、担当の方は目も回らない忙しさに追われることになると思います。

やるべきことを整理して業界の動向やトレンドを押さえながら、戦略的に乗り切っていきましょう!

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